今日も良いお天気の船橋からこんにちは!今日は工房はお休み。私は通院デーです…。^^;
先日の銀ブラが効いて(!?)膝が痛い…。
普段からもっと運動しなければ。(毎年言ってる…)
さて、先日に引き続き私の出品作をご紹介しますね。
飾り皿です。
グリム童話より『赤ずきんちゃん』(φ26cm皿:クエルダ・セカ)
画像だとちょっと見えにくいでしょうか…後ろの森の中に小鳥たちやウサギ、オオカミがちらっと登場しています。
オオカミはおいしそうな人間の子どもが来たのでガン見してますね(笑)
森の色合いが暗めなので、赤ずきんちゃんのケープはくっきりとした赤に。
ご存知かと思いますが赤と緑は補色関係(反対色)。お互いに引き立たせる関係ですが、いろいろな緑を織り交ぜることで対比が強くなりすぎないようにしてみました。
また、森の木々の一部にパターン模様を入れることで、”絵本”や”物語の世界”のイメージを投入。
縁周りの文字の背景は赤ずきんちゃんの赤と近いワインレッド系の色味のモザイク模様で調和を。
文字はスペイン語で
Caperucita Roja=赤ずきんちゃん
¿Adónde vas,muchachita? El lobo preguntó.=お嬢ちゃん、何処へ行くんだい?オオカミが尋ねた。
ってことで…まさにこの会話が始まる場面なのです。
なのでまだ赤ずきんちゃんの持っているカゴにはお花が入っていません。
(赤ずきんちゃんはこの後オオカミにそそのかされて、お花をお土産に加えるために寄り道をして時間を食ってしまうのですよ。その間にオオカミは…!ですね。)
そしてもう一つの作品がこちら

グリム童話より『三匹の子豚』(φ26cm皿:クエルダ・セカ)ご存知三匹の子豚の物語。後ろの建物を見ると一応三軒とも建て終わってそうな雰囲気です(笑)
でも手前の三匹を見ると…
長男は藁束を抱えポケットに手を突っ込んで余裕の表情「俺、もう出来ちゃったもんね!」
次男は拾い集めた木材の残りと金づちを持って「できたできた~♪」とうれしそうな表情。
三男坊はまだ仕事中。レンガ積んでます。頑張ってます!の表情。ちなみにレンガの目地の部分、コテ板、左官コテについてるモルタルはエンゴーベ(化粧土)を使ってちょっとザラリとさせてます。
後ろの家もよく見ていただくと、長男の藁の家は周りに使い残しの藁が散乱していてちょっとガサツな性格を表してます。
次男の家もちゃんと建ってはいるけど、木材が曲がったり変な形のを適当に貼り合せてる。
そして三男坊の家は言わずもがな。レンガを丁寧に組み上げて扉もガッチリ、窓には鎧戸、煙突もちゃんとついてるよ(笑)
そう、この煙突から後にオオカミが侵入を試みるわけですね…。
縁取りは黄色ベースで作ってみました。
両サイドにはオオカミのエンブレム。血を象徴する赤を背景に怖い顔をして思い切り息を吹きまくっています。その息が文字の背景の雲形模様となってぐるりと半周ずつ回っています。
文字は紺色に。
これもまた黄色と青で補色関係。対比を強くした分、白い雲型模様を入れることで少し和らげて。
文字はスペイン語で
Los Tres cerditos =三匹の子豚
¡ No nos comerá el lobo Feroz !=おっかないオオカミは僕らを食べられないぞ!
と、それぞれがお家をつくれたので余裕の発言。でもこの後大変なことになっちゃうけど…。
どちらの作品もグリム童話という事で少しばかりダークな香りもほんのり?織り交ぜてデザインしてみました。いかがでしょうか?
写真ではうまく質感などをお伝え出来ないのですが、クエルダ・セカ技法という、色釉薬を盛り上げるように乗せる絵付け技法で描いています。
なので、色の所はぷっくりツヤツヤ。独特のマチュエールです。
実物をご覧になりたい方はぜひ展覧会会場へ!
こちら、会場の月光荘画室2の入り口です。
画室2には私も初めて行きました。
素敵なレンガの入り口です。
”子豚三男坊が建てたか?”ってちょっと思った。冗談です。(笑)
錆びたアンティークなアイアンの看板も渋くていいですね♡
長くなりましたので、販売作品などはまた次回に…。
※今回もスペイン語のチェックをTomoyo.F様にしていただきました。いつもありがとうございます!心より感謝申し上げます。m(_ _)m
(大きい『平和を願う祈り』の作品はチェックして頂いてないので、文字間違えてたら私のミスでござる(;'∀')ノご容赦ください^^;)
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